東海オープン2025大会結果とポイント獲得結果について

JTSF(Japan Table Soccer Federation)主催、東海オープン2025(2025年9月6日~7日)の各種目別の順位を掲載いたします。

種目別結果

Open Singles

1位鄧 觀致(ビンチタン)Vinci Tang
2位クリント コーンClint Coyne
3位鈴木 雅雄Masao Suzuki

Open Doubles

1位蔡 俊溢(ツァイジュンイー)
アダム ジュラセック
Cai Jyun Yi
Adam Jurasek
2位ジム プロボスト
クリント コーン
Jim Provost
Clint Coyne
3位登山 優佳
牟田 裕之
Yuka Toyama
Hiroyuki Muta

Classic Doubles

1位蔡 俊溢(ツァイジュンイー)
アダム ジュラセック
Cai Jyun Yi
Adam Jurasek
2位成田 真名夫
吉村 周也
Manao Narita
Shuya Yoshimura
3位鄧 觀致(ビンチタン)
翟 暁峰(ビンセントチャーク)
Vinci Tang
Vincent Chark

Rookie Doubles

1位深谷 昭啓
神谷 真司
Akihiro Fukaya
Shinji Kamiya
2位小野 貴志
猪原 圭二
Takashi Ono
Keiji Inohara
3位齋藤 一樹
宮崎 将伍
Kazuki Saito
Shogo Miyazaki

Pro-AM Doubles

1位植田 理恵
蔡 俊溢(ツァイジュンイー)
Rie Ueda
Cai Jyun Yi
2位アダム ジュラセック
須田 貞雄
Adam Jurasek
Sadao Suda
3位岩田 拓実
宮下 好美
Takumi Iwata
Yoshimi Miyashita

4位以降の結果については、こちらのPDFからご覧ください。

東海オープン2025順位表

東海オープン2025終了現在の暫定ポイントランキング

また、 関西オープン2025開催に伴ってプレーヤーが獲得したポイントを反映した暫定ランキングを掲載いたします。

2025年9月東海オープン終了現在暫定ポイントランキング

本ランキングはプレーヤーの獲得ポイントの途中経過を確認するものです。

2026年ポイントランキングについては、2026年1月に正式に発表いたします。

結果に関するお問い合わせは、日本テーブルサッカー協会までお問い合わせください。

東海オープン2025 大会レポート

JTSF(Japan Table Soccer Federation)主催による東海オープン2025(2025年9月5日~7日)が、今年も446ブービーズ(愛知県・安城市)にて開催された。
関東、関西など国内からの参加はもとより、アメリカ、台湾、香港などの海外選手も多数参加し盛り上がりをみせたほか、昨年に続きキッチンカーの出店や地元の店舗の協賛などもありホスピタリティあふれる東海らしい充実した大会となった。大会自体も来たるジャパンオープンを控えたタイミングであり、各選手が白熱した戦いを繰り広げたほか、アメリカやアジアの海外選手の高いレベルのプレイを体感できる貴重な機会となり、多くの選手が素晴らしい時間を過ごすことができた3日間だったといえる。

<主な競技結果>

◎9月6日オープン・シングルス (エントリー32名)

優勝:Vimci Tang
2位:Clint Coyne
3位:鈴木雅雄
【決勝ゲーム】
ベスト・オブ・3ゲーム/5点先取(トルネード)
Vimci Tang 2ゲーム ― Clint Coyne 0ゲーム
1stゲーム:Vimci Tang 5 ― Clint Coyne 1
2ndゲーム:Vimci Tang 5 ― Clint Coyne 1

1stゲーム Vinci Tangがファーストポイントを先取、連続して2得点を重ね3点のリードから始まった。その後、Clint Coyneが5メンから1点を返す。Vinci Tangもさらにピンショットで狙いを定めて得点を重ね4点目を獲得。そのまま、Vinci Tangがゲームポイントを獲得し5-1のスコアで最初のゲームを取る展開に。

2ndゲームもVinci Tangがファーストポイントを先取。さらにClint Coyneがシュートを外して転がったボールをバックスで受けたVinci Tangがすかさずバックスシュートで得点を重ね、2点をリードする。続けてVinci Tangがバックスから打ったボールがイレギュラーに跳ね返り自陣のゴールに入ってしまい、スコアは2-1に。その後、Vinci Tangが連続して3得点を重ねオープンシングルスの優勝を獲得した。

<優勝 Vimci Tang・インタビュー>

試合に備えて常に2つの案を事前に用意しているのですが、今回は2-3rodのパスがポイントになったかと思います。岩田選手と対した前のゲームでも2-3rodのパスが勝利につながったと思います。ずっとファーサイドのパスを使っていましたが、ニアサイドを混ぜることで対戦相手に慣れさせないという意図が成功したことで精神的に優位に立てたかと思います。
 対戦をしたクリントは、経験豊かなプレイヤーでプレースタイルや態度は素晴らしく、スポーツマンシップを持ったプレイヤーですし、対戦できて嬉しく思います。フロントが得意なプレイヤーのように見えましたが、バックでのディフェンスに集中できていなかったように感じました。今回は私の2-3rodのパスの事前戦略が功を奏して勝利できたのかなと思います。
 今回の日本の大会はしっかり運営されていましたしクリーンで快適でした。普段はfireballをメインにしていますが、tornadoはとてもよかったです。切れ味が良くシンプルで完成されたテーブルですね。また、7点先取の本戦は、とても良い経験になりましたし、ベスト・オブ3かベスト・オブ5によってゲームプランが全く違ってくるのでとてもチャレンジングに戦えました。その都度、試合の流れを組み立てることは良い刺激になりました。日本のプレイヤーのみなさんも、試合全体の流れを把握して臨むことと、いくつかのオプションを常に準備して、いつどう使うかの戦略を検討すると勝率が上がると思います。

◎9月7日オープン・ダブルス(エントリー20組40名)

【順位】
優勝:Cai Jyun Yi/Adam Jurasek 
2位:Jim Provost/Clint Coyne 
3位:登山優佳/牟田裕之

【決勝ゲーム】
ベスト・オブ・3ゲーム/5点先取
Cai Jyun Yi/Adam Jurasek 2ゲーム ― Jim Provost/Clint Coyne 1ゲーム
1stゲーム:Cai Jyun Yi/Adam Jurasek 5― Jim Provost/Clint Coyne 2
2ndゲーム:Cai Jyun Yi/Adam Jurasek 0 ― Jim Provost/Clint Coyne 5
3rdゲーム:Cai Jyun Yi/Adam Jurasek 5 ― Jim Provost/Clint Coyne 4

 1stゲーム、 Jim Provost/Clint Coyne組(以下J/C)のClintのショットが決まり先制点を得る。続けてCai Jyun Yi/Adam Jurasek組(以下C/A)のCaiがバックスのプッシュショットで1点を取り返すと続けてAdamがフロントでニアサイドに1点を決める。すぐさま、Clintが1点を取り返し、2-2に。その後、Caiがバックスから得点を決め1点をリード。さらにAdamが2点を取り1stゲームはC/A組が勝利。
2ndゲームはClintが2点連続して得点を決める。さらにJimがバックスから追加点を決め、J/C組が3点をリードする展開に。さらにClintが1点を決め、ゲームボールに。最後はJimがバックスからプッシュでゴールを決め、ゲームカウント1-1でファイナルゲームへ。
3rdゲーム、まずはJimがバックスから1点を決める。続いてCaiがバックスからバンクショットで1点を取り返し、スコアは1-1。C/A組はポジションを入れ替え、Caiがフロントに。フロントに変わったCaiがさらに1点を追加し、C/A組が1点をリードする。続けて跳ね返ったボールをCaiがうまく5メンで合わせゴール、スコアは3-1に。今度はJimがバックスからプルショットで1点を返し3-2と緊張感のあるゲームが続く。Adamがバックスから打ったボールが壁にあたりルーズボールとなり、そのまま相手ゴールへ入り、4-2でマッチポイントを迎える。最後はJimがバックスから打ったショットからの流れ球をCaiが5メンで強打しイレギュラーバウンドで相手陣ゴールへ入りゲームセット。見事にC/A組がオープンダブルスの栄冠を手に入れた。

<優勝  Cai Jyun Yiインタビュー >

アダムの頑張りが勝利の大きな支えとなったと思います。たとえ何点負けていても、コンディションが悪くても諦めず、ゲームにアジャストして勝ち抜くことができたと感じています。また、どんな対戦相手に対しても甘く下に見ることをせず、それぞれのゲームに真剣に取り組むことも意識していました。素晴らしい大会でした。
※チームを代表してCai Jyun Yi選手が答えてくださいました

<その他の競技結果>

クラッシック・ダブルス 1位:Cai Jyun Yi/Adam Jurasek 2位:成田真名夫/吉村周也 3位:Vinci Tang/Vincent Chark

プロアマ・ダブルス 1位:植田理恵/Cai Jyun Yi 2位:Adam Jurasek/須田貞雄 3位:岩田拓実/宮下好美 

ルーキー・ダブルス 1位:深谷昭啓/神谷真司 2位:小野貴志/猪原圭二 3位:齋藤一樹/宮崎将伍

*最終的な大会結果、各種ポイントなどはJTSFのHPにて掲載される予定
*大会の模様は、YOUTUBEにて配信中  Tokyo Table Soccer TV

謝辞

大会開催にあたりまして、協賛、協力いただきました皆様には厚く御礼申し上げます。

<テーブル貸し出し協力>
Dining cafe & Live Four Roses

<副賞商品協賛>
PUBLIC HOUSE ブービーズ刈谷店
pub&kitchen 23STAND

<出店協力>
KIMAGURE(キッチンカー)

【報告】テーブルサッカーワールドカップ・ワールドチャンピオンシップ2025

テーブルサッカー ワールドカップ(国別対抗戦)、ワールドチャンピオンシップ(世界選手権)が2025年6月23日~29日 スペインのサラゴサで開催されました。
<主催:ITSF(International Table Soccer Federation)>

本大会は世界30ヶ国の国々から1377名のプレイヤーが参加する世界最大級の大会で、JTSF(日本テーブルサッカー協会)からは17名の日本選手団が大会に参加しました。世界各国のプレイヤーとの真剣勝負を繰り広げるとともに、同じ競技を志すプレイヤーとして多くの選手たちと親交を深めました。世界の壁はまだまだ厚いですが、この大会参加の経験が今後の日本のレベルアップに繋がることを期待します。

大会成績についてはこちらをご覧ください。

大会成績・各プレイヤー順位表

キャプテンコメント

Senior National Team キャプテン 成田 真名夫
今回キャプテンとしてやらせていただいて、個人戦よりも相当なプレッシャーがかかりました。シングルも含め、組み合わせを決めるのが、本当に難しかった。
選手交代等も、自分では最善だと思っても、失敗したなと思う時もありました。
WC、いままで出場した中よりも凄く良く戦えたと思います。が足りないものは何だったのか?シュート力、ディフェンス力、パス・パスカット力。普段遊びながらでも、一生懸命練習するしかない。そうすれば、勝てる試合が増えると思います。
シニアプレーヤーがかなり増えてきたので、色々な組み合わせが考えられる気がします。
次のWCでは、もっと頑張りましょう!
是非皆さんもWCに参加して欲しい。
最後に、個人的な感想になりますが、現地で君が代を唄うのは、感動的です!
皆さんも代表目指して頑張ってください!!

Men’s National Team キャプテン  川中健人
2025年、テーブルサッカー日本代表として再びワールドカップに出場しました。前回2019年の出場から6年、会場はスペインでした。初出場の際は、世界のレベルの高さを痛感し、悔しい思いで終えたことを今でも覚えています。
しかし今回は、前回の経験と日々の練習の成果を活かし、落ち着いて試合に臨むことができました。チームメイトとも密なコミュニケーションを取り、一丸となって戦い抜きました。
その結果、前回は届かなかった目標を達成し、個人・チームとして過去最高の成績を収めることができました。それは挫折から生まれた、確かな一歩となりました。
世界のトップとの差はまだ大きいですが、今回の経験を活かし、これからも着実に成長し、日本のテーブルサッカー界を盛り上げていきたいと考えています。

Women’s National Team キャプテン  植田理恵
初めてワールドチャンピオンシップの出場権を得ることができ、参加させて頂くかどうかを物凄く悩み、色々な人達に相談にのってもらい、行くことを決断し、参加出来て本当に良かったと思います。
自分に足りないものを改めて感じれた大会でしたし、世界のトッププレイヤーの試合を目の前で見ることができ、試合前の緊張感、試合中の熱量、ワールドチャンピオンシップ、ワールドカップでしか感じることのできない経験ができました。
この経験を今後の練習に活かしつつ、参加させて頂いた感謝を忘れないようにしていきたいと思います。
ウーマンはメンバーが足りず、ワールドカップに参加することが出来ませんでしたが、メンズ、シニアの試合を観て、次回はウーマンも参加出来たらと思いました。
スペインはとても暑かったですが、ご飯も美味しく、出会った人達は良い人たちばかりでした。初めてのヨーロッパ旅行がスペインで良かったと思っています。

大会試合Youtube リンク

メンズW
 対セビリアhttps://www.youtube.com/watch?v=VnPmcgq0d9I
 対ポルトガルhttps://www.youtube.com/watch?v=JBSzuVSdOSo
 対アメリカhttps://www.youtube.com/watch?v=EiXzHa4SerI
 対ルクセンブルクhttps://www.youtube.com/watch?v=P8VNP9n92n0
試合会場ライブ
https://www.youtube.com/watch?v=9YIR-0QAnrI
https://www.youtube.com/watch?v=MxCqZrTTdn0

JTSF 会長謝辞

このたび日本テーブルサッカー協会(JTSF)は、史上最多となる総勢17名の日本代表選手団(男子6名、女子4名、シニア5名)を選出し、ワールドカップおよびワールドチャンピオンシップに臨むことができました。

また、スポンサーとしてご支援くださいました 株式会社電通総研セキュアソリューション様、ユニフォームをご提供いただいた アディダス ジャパン株式会社様 に、心より深く御礼申し上げます。

私自身、会長就任後初めて迎えた本大会を無事に実行できましたのは、ひとえにJTSFのステークホルダーの皆様——参加選手の皆様、ご家族の皆様、ご協賛いただいた企業の皆様、メディア関係者の皆様、そして日頃よりご尽力いただいている関係者各位——の温かいご支援とご指導の賜物でございます。

今後は、この経験を糧に、より一層プロフェッショナルな組織運営、大会開催の充実、ジュニア育成、クラブチーム戦の推進など、多方面からテーブルサッカーの発展に寄与してまいります。引き続き、皆様のご支援とご声援を賜りますようお願い申し上げます。

日本テーブルサッカー協会 会長
植野 穣

[訂正]関西オープン2025大会結果とポイント獲得結果について

2025/7/21  5月関西オープン終了現在暫定ポイントランキングのリンク先内容に訂正がありましたので、差し替え訂正をおこなっております。

JTSF(Japan Table Soccer Federation)主催、関西オープン2025(2025年5月17日~18日)の各種目別の順位を掲載いたします。

種目別結果

Open Singles

1位アダム ジュラセックAdam Jurasek
2位稲上 裕仁Takumi Iwata
3位鈴木 雅雄Masao Suzuki

Open Doubles

1位アダム ジュラセック
ドゥアンム チュアンユン
Adam Jurasek
Duanmu Chuanyun
2位川中 健人
鈴木 雅雄
Kento Kawanaka
Masao Suzuki
3位稲上 裕仁
ドゥーク ニコラ クロード
Yuji Inagami
Duque Nicolas-Claude

Open Mixed Doubles

1位鈴木 雅雄
八木 美有記
Masao Suzuki
Miyuki Yagi
2位稲上 裕仁
宮下 好美
Yuji Inagami
Yoshimi Miyashita
3位蔡 俊溢(ツァイ ジュン イー)
蔡 佩君(ツァイ ペイジュン
Chi Jyun Yi
Cai Pei Jyun

Classic Doubles

1位アダム ジュラセック
ドゥアンム チュアンユン
Adam Jurasek
Duanmu Chuanyun
2位山下 忠良
南 雄貴
Tadasoshi Yamashita
Yuki Minami
3位鈴木 雅雄
岡村 弘美
Masao Suzuki
Hiromi Okamura

Senior Doubles

1位江藤 敏徳
成田 真名夫
Toshinori Eto
Manao Narita
2位吉田 裕司
吉田 繁行
Hiroshi Yoshida
Shigeyuki Yoshida
3位植野 穣
吉田 之輝
Joe Ueno
Yukiteru Yoshida

4位以降の結果については、こちらのPDFからご覧ください。

関西オープン2025順位表

関西オープン2025終了現在の暫定ポイントランキング

また、 関西オープン2025開催に伴ってプレーヤーが獲得したポイントを反映した暫定ランキングを掲載いたします。

2025年5月関西オープン終了現在暫定ポイントランキング

本ランキングはプレーヤーの獲得ポイントの途中経過を確認するものです。

2026年ポイントランキングについては、2026年1月に正式に発表いたします。

結果に関するお問い合わせは、日本テーブルサッカー協会までお問い合わせください。

海外選手も多数参加、熱戦が繰り広げられた関西オープン2025 大会レポート 

2025年5月16日~18日JTSF(日本テーブルサッカー協会)主催による、「関西オープン2025」が今年も開催された。今年は6月にスペイン・サラゴサで開催されるテーブルサッカーのW杯とワールドチャンピオンシップを目前に控える大会で、日本チームとして出場予定の代表選手はじめ、アジア、ヨーロッパからの海外プレイヤーも参加し、白熱した熱戦が繰り広げられた。オープンシングルス、オープンダブルスともに、国内選手の優勝は叶わなかったが、高いレベルの好ゲームに魅了された3日間となった。また、W杯、ワールドチャンピオンシップ出場選手の壮行会もあわせて行われ、会場は大いに盛り上がりを見せた。

主な競技結果

◎5月17日オープン・シングルス (エントリー32名)

優勝:Adam Jurasek(CZE)

2位:稲上裕仁(JPN)

3位:鈴木雅雄( JPN )

【決勝ゲーム】

ベスト・オブ・3ゲーム/5点先取(トルネード)

Adam Jurasek 2ゲーム ― 稲上裕仁 1ゲーム

1stゲーム:Adam Jurasek 5 ― 稲上裕仁 2(レオンハート)

2ndゲーム:Adam Jurasek 2 ― 稲上裕仁 5(トルネード)

3rdゲーム:Adam Jurasek 5 ― 稲上裕仁 3(マルチ)

1stゲーム Adamのスネークショットによって最初のポイントが決まる。続けてAdamがバックスからバンクショットで2点目を獲得。すかさず、稲上も5メンロッドからのショットでゴールを狙い1点を返す。続いてAdamが1点目とほぼ同じコースで3点目を奪ったあと、続けてバックスからのバンクショットを決め一気に4点目を獲得する。今度は稲上もスネークショットを決め2点目を獲得しくらいつくが、その後Adamが5点目を取り、1stゲームはAdamとなった。

2ndゲームもバックスから決めたAdamが1点目を先行。続けて稲上がバックスでボールを保持した瞬間に相手の隙をつきシュートを打ち得点、1-1のスコアに。すかさず、ボールを保持したAdamがプルショットで2点目を獲得する。その後、稲上が5メンロッドから1点を獲得し2-2と拮抗した展開が続く。さらに稲上がバックスから角度のついたショットで3点目、続けて5メンから壁にあたったボールがインし4点目も奪う。さらに稲上が得点し2ndゲームは稲上が獲得、試合はファイナルゲームへ。

3rdゲーム 1点目はAdamのスネークショット。さらにこぼれたボールを5メンロッドで得点し2点目を得る。稲上もその後、1点を返しスコアは2-1に。続いてAdamが3点目を取ると稲上もスネークショットで1点を取り、スコアは3-2。今度はAdamが1点を取り、Adamのマッチポイントを迎える。ここでタイムアウトを挟み試合再開。稲上がバックスから1点を返し4-3とする。依然マッチポイントとなるAdamがフロントでボールを保持すると自分のペースを掴もうとここでタイムアウト、得点を狙うが惜しくも入らず。その後ゲームが続き、こぼれたボールをAdamが5メンロッドからシュートを狙い見事、ウイニングショットを決め、2025関西オープン オープンシングルスの優勝を勝ち取った。

<優勝 Adam Jurasek・インタビュー>

Q) 決勝戦のポイントになったところは?

試合全体として、相手より時間を使わず早いペースで試合を行ないました。レオンハートから始めることができたこともよかったね。タイムアウトを使ったが直後でポイントを取れなかったことはよくなかったと思うし改善したいし、今後も貴重なポイントでタイムアウトを使いたいと思っている。

Q) 相手のプレーについてはどうでしたか?

稲上選手はトルネードを得意としているプレイヤーだと感じたのでかなり緊張しましたね。レオンハートではその逆で私にアドバンテージがあったと思います。

Q) 関西オープンについて?

ただただ素晴らしい大会でした。毎回参加したい気持ちです。

◎5月18日オープン・ダブルス(エントリー20組40名)

【順位】

優勝:Adam Jurasek(CZE)/Duanmu Chuanyun(SIN) 

2位:川中健人(JPN)/鈴木雅雄( JPN ) 

3位:稲上裕仁( JPN )/Duque Nicolas-Claude( JPN )

【決勝ゲーム】

ベスト・オブ・3ゲーム/5点先取

Adam Jurasek/Duanmu Chuanyun 2ゲーム ― 川中健人/鈴木雅雄徳 1ゲーム

1stゲーム:Adam Jurasek/Duanmu Chuanyun 5― 川中健人/鈴木雅雄 2(トルネード)

2ndゲーム:Adam Jurasek/Duanmu Chuanyun 3 ― 川中健人/鈴木雅雄 5(レオンハート)

3rdゲーム:Adam Jurasek/Duanmu Chuanyun 5 ― 川中健人/鈴木雅雄 4(マルチ)

 1stゲーム、 人形にあたったボールがゴールインしAdam-Duanmuペアが1点を先制。続けてDuanmuがスネークショットで得点を決め2点目を獲得。今度はAdamがバックスから打った球を鈴木がカウンターで得点し1点を返す。続けてDuanmuがスネークショットで得点、すかさず鈴木も1点を返しスコアは3-2に。今度はDuanmuがタイムアウトを挟み、得点を決めゲームポイントを迎え、そのまま続けてDuanmuがふたたび決め1ゲームを先行する。

2ndゲームはフロントに代わった川中が1点目をスネークショットで得点。続けて、こちらもフロントに代わったAdamがすぐさま1点を返す。そして川中が1点をまたAdamが1点をと均衡した展開が続く。ここでAdam-Duanmuペアがタイムアウト、ポジションをチェンジする。そして川中が1点を追加し、Adam-Duanmuが再びポジションチェンジ。その後も川中が得点し、スコアは4-2のゲームポイントに。ここでAdamが1点を返すも届かず、最後は川中が決めゲームカウント1-1のドローに。

3rdゲーム、まずは川中がバックスから1点を決め先行。つづいてAdamが1点をスネークショットで決めて1-1。続けてAdamが連続して2点を追加しスコアは3-1に。今度は鈴木が1点を決め食らいつき3-2に。さらに川中が決め3-3のドローとし緊迫した展開が続く。ここでAdamが得点しついにマッチポイントへ。続けてこぼれた球をファイブから川中が決め4-4としゲームの行方はまったく読めない展開に。そしてフロントで保持したDuanmuがプルショットポジションあたりにボールを置くとすぐさまストレートショットを見事決め、Adam-Duanmuペアが優勝となった。

<優勝ペア Adam Jurasek/Duanmu Chuanyunインタビュー >

Q) 決勝戦のポイントになったところは?

やはりウイニングポイントとなったトルネードの4−4で勝敗を決定したポイントでしょうね。5バーの自信がなくてタイムアイトをとり、冷静さを取り戻せましたが、3バーでのキャッチがうまくできなかった。その後フリーボールを得ることができ、優勝を決めることができました。フリーボールのキャッチはとても重要でした。内面的にはスネークショットの自信が落ちていてブロックされていたこともあったので、最後はプルショットで行こうと決めていました。またクラシックでプルショットの出来がよく、かなり決めていたのでプルのロングは相手がかなり警戒していたことが予測できたので、最後はストレートに打ち込んで決めました。

Q) 相手のプレーについての印象は?

二人とも頭がいいプレイヤーで、テクニックもあり、戦略もきっちりあるので、今回は1点差で勝てましたが、打ち崩すのにとても苦労したチームでした。川中選手が前衛で、レオンハートで勝ったので、レオンハートでの戦略は正しいと思う。鈴木選手はテクニカルに素晴らしいし動きが早い。予選で当たった時にすでに決勝の意識はあり、そのタイミングから戦略は始まっていて、その時の印象を基準に組み立てました。

Q) 関西オープンについて感想は?

今回、関西オープンに初めて参加したが、とても楽しかった。ランダムテーブルで世界の強いプレーヤーも参加するし日本の友達にも会えるので素晴らしかったです。特に4台しかなかったにも関わらずタイムマネージメントが素晴らしかった。ボールのコンディションも良かったので感謝します。できれば今年の他の大会も参加したいと思います。

その他の競技結果

オープン・MIXダブルス 1位:鈴木雅雄/八木美有記  2位:稲上裕仁/宮下好美 3位:蔡俊溢/蔡佩君

シニア・ダブルス 1位:江藤敏徳/成田真名夫 2位:吉田裕司/吉田繁行 3位:植野穣/吉田之輝

クラッシック・ダブルス 1位:Adam Jurasek/Duanmu Chuanyun 2位:山下忠良/

南雄貴 3位:鈴木雅雄/岡村弘美

*最終的な大会結果、各種ポイントなどはJTSFのHPにて掲載される予定

*大会の模様は、YOUTUBEにて配信中 

Tokyo Table Soccer TV( https://www.youtube.com/@YUZIxxx )

JTSFより

「関西オープン2025」開催にあたり会場提供いただきました『オウギマチ ラヴブリトー』様に感謝・御礼申し上げます。

関西オープン2025 開催の御礼 & 壮行会実施のご報告

このたびは2025年5月16日~18日にかけまして、関西オープン2025を開催することができました。

開催に際し、多くの皆さまにご参加・ご協力いただき、誠にありがとうございました。

白熱した試合が繰り広げられる中、たくさんの笑顔と応援に包まれ、盛況のうちに大会を終えることができました。

参加されたプレイヤーの皆さま、関係者の皆さまには、重ねて心より感謝申し上げます。

また、合わせて、ワールドカップ、ワールドチャンピオンシップ代表出場選手の壮行会も行いました。
世界の舞台へと向かう代表選手を激励する素晴らしい時間となりました。

大会結果レポートの詳細は、追って掲載いたします。

今しばらくお待ちください。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

日本テーブルサッカー協会スポーツ局

Japan Open2024大会結果とポイント獲得結果について

JTSF(Japan Table Soccer Federation)主催、Japan2024(2024年11月16日~17日)の各種目別の順位を掲載いたします。

種目別結果

Open Singles

1位ジェームス カスティーヨJames Castillo
2位岩田 拓実Takumi Iwata
3位鈴木 雅雄Masao Suzuki

Open Doubles

1位ダン バーバー
ジェリー トッド
Dan Barber
Jerry Todd
2位杉田 憲司
矢野澤 礁
Kenji Sugita
Shou Yanozawa
3位川中 健人
江藤 敏徳
Kento Kawanaka
Toshinori Eto”

Open Mixed Doubles

1位ダン バーバー
須田 麻美
Dan Barber
Mami Suda
2位稲上 裕ニ
カロリナ ドゲライテ
Yuji Inagami
Daugelaite Karolina
3位古澤 駿
植田 理恵
Hayato Furusawa
Rie Ueda

Classic Doubles

1位ギテ キム
アダム ジュラセック
Gitae Kim
Adam Jurasek
2位ニック ファッチ
ジェームス カスティーヨ
Nick Furci
James Castillo
3位岩田 拓実
宮下 好美
Takumi Iwata
Yoshimi Miyashita

Open Woman Singles

1位須田 麻美Mami Suda
2位カロリナ ドゲライテDaugelaite Karolina
3位須田 ひまわりHimawari Suda

Senior Doubles

1位ダン バーバー
ジェリー トッド
Dan Barber
Jerry Todd
2位岩田 拓実
成田 真名夫
Takumi Iwata
Manao Narita
3位植野 穣
吉田 之輝
Joe Ueno
Yukiteru Yoshida

Non(Senior+Woman)Doubles

1位ニック ファッチ
ジェームス カスティーヨ
Nick Furci
James Castillo
2位川中 健人
藤平 浩史
Kento Kawanaka
Hiroshi Fujihira
3位ポビライテス ヴィータウタス
アダム ジュラセック
Povilaitis Vytautas
Adam Jurasek

4位以降の結果については、こちらのPDFからご覧ください。

Japanオープン2024順位表

Japanオープン終了現在の暫定ポイントランキング

また、 Japanオープン2024開催に伴ってプレーヤーが獲得したポイントを反映した暫定ランキングを掲載いたします。

2024年12月Japanオープン終了現在暫定ポイントランキング

本ランキングはプレーヤーの獲得ポイントの途中経過を確認するものです。

2025年ポイントランキングについては、2025年1月に正式に発表いたします。

結果に関するお問い合わせは、日本テーブルサッカー協会までお問い合わせください。

ジャパンオープン2024 大会レポート

国内最大規模のテーブルサッカーの国際大会が11月15日~17日の3日間にわたり開催された。今大会は25周年となる記念すべき大会でもあり、海外からの参加も含め、のべ194名のプレイヤーが参加、日本最高峰の大会にふさわしい記念大会となった。また今回の開催にあたっては、国際大会にふさわしい会場提供にご協力いただいた、SAP(Study Abroad Pub)やテーブル搬入・会場整備などに尽力していただいたフーザーのみなさまなど、多くの方々の協力により、今大会を成功に導くことができたといえる。あらためて、多大なる協力をいただいた皆様に感謝申し上げます。

主な競技結果

◎11月16日オープン・シングルス (エントリー42名)

【順位】
優勝:James Castillo

2位:岩田拓実

3位:鈴木雅雄

【決勝ゲーム】

ベスト・オブ・5ゲーム/5点先取(トルネード)

James Castillo 3ゲーム ― 岩田拓実0ゲーム

1stゲーム: James Castillo5 ― 岩田拓実4

岩田がバックスから1点、続けてフロントのプルショットをミドルに決めて2点を先行。その後、Jamesが3メンのニアサイドの人形からアングルをつけたショットでシュートを決め1点を返す。岩田のファイブからのパスショットが流れそのままゴールし岩田が3点目。今度は岩田のゴールサイドのバックスに流れたボールがイレギュラーに当たりそのままオウンゴールでJamesの得点となり岩田のリードは1点に。続いて、岩田が相手のバックスからのボールをフロントで止めてすぐさまプルでシュートを決め4点目を獲得。このまま岩田の流れになるかと思えたが、その直後にJamesが5メンからシュートを決め3点目を決める。続いて、岩田がフロントからのシュートを放つと跳ね返りの球がそのまま自らのゴールに入ってしまい、気がつけば4-4のゲームボールに。最後はJamesがロールを決め逆転し1stゲームを勝利した。。

2ndゲーム: James Castillo5 ― 岩田拓実1 

2ndゲームは終始Jamesのペースで進む。バックスから1点、フロントのロールで1点とJamesが試合開始から続けて2点を先取。その後、岩田がリバースのプルショットで1点を返すものの、Jamesがロールで1点、岩田のファイブパスをカットし3メンに流れてきた球をそのまま直接打ち込んでゴールを決め、4点目を得るとさらに続けてロールでファーサイドに決め、2ndゲームもJamesが勝利。

3rdゲーム: James Castillo5 ― 岩田拓実1

3rdゲームに入ってもJamesの勢いは変わらず、ロールショットで1点目を取ると、続いてピンショットで2点目、ファイブメンから相手の壁に当て3メンで球を取ると間髪入れずにキックショットで3点目、さらにロールを決めて、一気に4点をあげる展開に。その後、岩田がバックスからプルショットで1点を返すも、Jamesがフェイントをかけたロールでウイニングショットを決め、オープンシングルスの勝利を勝ち取った。

<優勝 James Castillo インタビュー>

1 stゲームは途中2-4で大きく負けていました。私はBump kick(Push kick± tictac)
を通常使いますが、Takumiがうまくブロックしていたので、Snake Shotに変えました。それで流れを呼び戻し1 stゲームを勝てたことが大きかった。このポイントで流れを掴んだことが最大の勝因だと思います。Takumiは素晴らしいオールラウンダー選手で、今回日本で彼のプレースタイルをずっと注目していました。パスが素晴らしくブロックも素晴らしい。彼のプレースタイルは大好きで敬意を表します。Japan Open については上海で色々なプレーヤーから、日本は7点先取があるので怖いという話を聞いてきましたが、実は私は大好きです。なぜならchallenge of the gameが重要で、一切、手が抜けない状況下で対戦経験をすることは極めて重要だからです。私もClassicでShuya+Yosshy組に負けましたし、緊張や対戦する集中力を養うことが重要であると思います。今回の大会は、運用、オペレーションや時間管理が素晴らしく、スタッフの皆様がスムーズに進行されていたことに感謝します。会場も綺麗で素晴らしかった。

◎11月17日オープン・ダブルス (エントリー26チーム)

【順位】
優勝:Dan Barber/Jerry Todd

2位:杉田憲司/矢野澤礁

3位:川中健人/江藤敏徳

【決勝ゲーム】

ベスト・オブ・5ゲーム/5点先取(トルネード)

Dan Barber/Jerry Todd  3ゲーム ― 杉田憲司/矢野澤礁 0ゲーム

1stゲーム:Dan Barber/Jerry Todd5 ― 杉田憲司/矢野澤礁2

試合開始後、ファーストポイントは杉田がロールでニアサイドへ得点、さらに続けて杉田がロールで2点目を決め先行する。その後、Danがプッシュショットでミドルへ1点を決めると、Jerry とフロントを交代。今度はJerry がプルキックで2点目を獲得。さらに続けてJerryが今度はロールで3点目を決める。その後、3メンでボールを保持するとDanと交代、Danがプッシュのリバースショットで4点目を獲得。再びJerryがフロントに代わり、相手のパスをカット、ファイブマンでボールを保持すると、Danがフロントに交代。そしてそのままDanがプッシュで1stゲームを勝ち取る。Dan とJerryがフロントとバックスを適宜入れ替わり試合の流れを呼び込んだチームワークが光る1stゲームとなった。

2ndゲーム:Dan Barber/Jerry Todd5 ― 杉田憲司/矢野澤礁2

2ndゲームは杉田がロールのミスショットボールが再び3メンに戻ってきたところをそのままダイレクトにシュートを打ち1点目を獲得。その後、すかさずDanがプッシュショットで取り返し同点。続けてJerryのバックスからのショットがイレギュラーなバウンドをしゴールし2点目、さらにDanがプッシュを決め3点目を取り2点をリードする展開に。杉田・矢野澤ペアのタイムアウトを挟み、再び得点はDanが取り4点目を得るが、杉田がロールをファーサイドに決め1点を返し、スコアは4-2に。最後はDanがプッシュを決め2ゲーム目もDan・Jerryチームが勝利。

3rdゲーム: Dan Barber/Jerry Todd5 ― 杉田憲司/矢野澤礁3

3rdゲームはDanがプッシュを決め1点目を得ると、今度は杉田がロールで1点を返し、さらに矢野澤がバックスからのアングルをつけたショットで2点目を獲得しリード。しかし、Danが再びプッシュで1点を返し同点に。今度は杉田の放ったロールショットが壁にあたり跳ね返り、そのまま自陣のゴールに入ってしまいDan・Jerryペアが1点をリードする展開に。しかし再び杉田がロールを決めて再びゴールし3-3の同点、お互いが一歩も引かない緊張感のあるゲームが繰り広げられる。そしてDanがプッシュのミドルで4点目を決めマッチポイント。最後は3メンでボールを保持したDanがファーサイドの人形からアングルをつけて引きながら打ったショットが決まり、見事、オープンダブルスのタイトルを手に入れた。。

優勝 Dan Barber/Jerry Toddインタビュー

第一セット、序盤でプッシュショットのロングを止められていたこともあり、途中ミドルに切り替えスコアできたのでミドルを打ち続けました。Yanoshoがアジャストできなかったこともあったと思います。土曜日にKenjiと事前にプレーができたことも重要で、Jerryと対策を練っていました。事前に対戦相手も研究しておくことが大事だと思います。KenjiとYanoshoの対戦はタフなゲームでした。日本のすべてのみなさんのプレースタイルにはリスペクトいたしますし、このお二人も例外ではなく素晴らしい、我々もいい経験ができました。 Japan Openはテーブルによってメンテナンスが必要なものもありましたが、しかし、運営の時間管理が行き届き、素晴らしい大会でした。是非みなさんにCompetitive game(アグレッシブに戦う試合)を経験してほしいですし、世界で対戦して勝ってほしいです。

その他の競技結果

Open Mixed Doubles 1位:Dan Barber/須田麻美 2位:稲上裕ニ/Daugelaite Karolina 3位:古澤駿/植田理恵

Classic Doubles 1位:Gitae Kim/Adam Jurasek 2位:Nick Furci/James Castillo 3位:岩田拓実/宮下好美

Open Woman Singles 1位須田麻美 2位:Daugelaite Karolina 3位:須田ひまわり

Senior Doubles 1位:Dan Barber/Jerry Todd 2位:岩田拓実/成田真名夫 3位:植野 穣/吉田之輝

Non(Senior+Woman)Doubles 1位:Nick Furci/James Castillo 2位:川中健人/
藤平浩史 3位:Povilaitis Vytautas/Adam Jurasek

東海オープン2024 大会レポート

ビギナーからトップ選手までが集結し熱い攻防を繰り広げ閉幕

JTSF(Japan Table Soccer Federation)主催による東海オープン2024(2024年9月6日~8日)が、昨年に続き446ブービーズ(愛知県・安城市)にて開催された。

関西オープンに続くJTSF主催の公式大会ということで、関東や関西などからの遠征組や、地元愛知のベテランプレイヤー、ビギナープレイヤーなど多数の選手が集い熱戦を繰り広げた。また今回は中日新聞社による大会の取材も行われ、9月8日(日)の朝刊で大会の様子が紹介されることになり、まだまだ認知度の低いテーブルサッカーだが、公式大会の実施が広報活動への相乗効果をもたらす大会となったといえる。 また、開催場所の提供をいただいた大会協力店舗やJTSF地元スタッフの努力もあり今年度も多くのビギナープレイヤーが参加、テーブルサッカーの裾野を広げる地元の取り組みは敬意に値し、協会にとってもあらためて大事な大会であることが認識された。ほかにも昨年に続き地元の食品提供業者によるカレーメニューの提供や、2日目にはキッチンカーの出店などもあり、多くのプレイヤーが充実した大会を送ることができ満足度の高い公式大会となった。

魚の旨みとともに味わうスパイスカレー(後藤さんのカレー
ライスバーガー(KIMAGURE)
キッチンカーによる出店でライスバーガーはじめさまざまなメニューを提供(KIMAGURE) 

主な競技結果

◎9月7日オープン・シングルス (エントリー32名)

【順位】
優勝:山本駿康

2位:鈴木雅雄

3位:稲上裕仁

【決勝ゲーム】

ベスト・オブ・3ゲーム/5点先取(トルネード)

山本駿康2ゲーム ― 鈴木雅雄1ゲーム

1stゲーム: 山本駿康4 ― 鈴木雅雄5

鈴木のサーブから始まった1stゲーム。鈴木が2点を先取した後、今度は山本がプルショットで1点を返し、続けてロールでファーサイドに2点目を決め同点に。続けて鈴木がクイックのロールで3点目、さらに山本がロールをファーに決めこちらも3点目を決め、両者一歩も引かない展開となる。そして、鈴木がロールでファーサイドに1点を決め、先に4点目を取るが山本のファイブからフロントへのパスがこぼれてゴールし4-4のゲームボールに。緊張感のある展開のなか、山本がタイムアウト、試合再開後に、鈴木がロールでファーからアングルのついたボールをセンターへ決め、1stゲームを先取。

2ndゲーム: 山本駿康5 ― 鈴木雅雄4 

2ndゲームも鈴木の先制点から始まり、山本が続けてロールで1点を返し、最初のゲームと同様に点の取り合いでゲームが進むかに見えたが、鈴木のバックスからのショットを山本が2メンロッドでディフェンスし弾いたボールがそのままゴールへ向かいゴールインして2点目を先取すると、そこから続けて、山本がロールで2点を連続得点、4点のゲームポイントに。そのまま一気に山本の流れになるかと思われたが、鈴木がロールのクイックショットで1点を返すと、続けても鈴木がロールのアングル気味のショットで3点目を入れ1点差まで追い上げる展開に。ここで山本がタイムアウト、試合再開後、フロントでボールを持った鈴木がさらにタイムアウトを取る。再会後、鈴木のロールショットがディフェンスの人形に当たるもゴールイン、1stゲームに続き4-4のゲームボールとなる展開に。最後は山本がバックスからのプッシュショットを鈴木がディフェンスで弾いたボールがゴールに入り2ndゲームは山本が勝利、勝負の行方はファイナルゲームに。

3rdゲーム: 山本駿康5 ― 鈴木雅雄1

3rdゲームは、鈴木のロールショットを山本が止めて止まりかけたボールを2メンロッドで素早くバックスから打ち込みゴール、山本の先制点からスタート。続けてボールを保持した山本はロールでニアポジションにボールをセット、ゴールが空く瞬間をストレートで狙い見事ゴールし2点を先制する。その後、鈴木が1点を返すが、山本がファイブメンからのショットでゴール、続けてロールで2得点し、一気に4点のマッチポイントに。試合の流れは完全に山本へ、最後のウイングショットは、ファイヴメンからのショットでオープンシングルスの優勝を掴んだ。

<優勝 山本駿康インタビュー>

鈴木選手が強い選手だとわかっているので自分のベストを尽くす事だけを考えてました。1st ゲームは鈴木選手に最初、立て続けに2本きっちり入れられていたので、まずはシュートを止める事、どうやって守るかをすごく意識してましたね。2ndゲームでは守り方を変えたりしながら進め、4-1と点数的には先行できていたので、相手に3点取られるまでは、ショットなど次のゲームに活かす事も意識しながら試せるものを試していました。ただ4点目取られてからは必死でしたけど(笑)。3 rdゲームは、幸い鈴木選手がシュートの調子が良くなかったので、うまく止められたこともあり良い結果に繋がりましたね。今回、久しぶりに日本の大会に参加しました。東海オープンでもいろいろ考慮され、ベストオブ3の試合などを採用したり、JTSFが世界のスタンダードな大会形式に近づけるように意識してくれたと思いますし、そうすることで世界中のプレイヤーが日本の大会に参加してくれることになると思うので、期待しています。

◎9月7日オープン・ダブルス (エントリー 24チーム)

【順位】
優勝:稲上裕仁/Duque Nicolas-Claude

2位:岩田拓実/成田真名夫

3位:川中健人/江藤敏徳

【決勝ゲーム】

ベスト・オブ・3ゲーム/5点先取(トルネード)

稲上裕仁/Duque Nicolas-Claude 2ゲーム ― 岩田拓実/成田真名夫0ゲーム

1stゲーム:稲上裕仁/Duque Nicolas-Claude 5 ― 岩田拓実/成田真名夫 4

稲上がロールを決め先制点を取った後、今度は岩田がキックショットですぐさま1点取り返す。続けて成田がバックスからアングルのついたショットで得点、さらに岩田がプルショットで得点と岩田・成田ペアが一気に3連続得点しリード。ここまで1点のみの得点だった稲上がウォーキングでロールの狙いを定めるスタイルから、ボールを止めたまま狙いを定めるスタイルへ変更し、ロールをファーサイドへ決め1点差に。さらにその後、岩田がプルショットで1点を決め岩田・成田ペアは4点に。追い込まれた稲上・Nicolasペアだったが、ボールを止めたまま狙いを定めるスタイルに変えた稲上が2点を連続得点し4-4のゲームボールに。稲上・Nicolasペアのタイムアウトを挟み、最後は稲上がロールをニアサイドに決め1stゲームを逆転勝利した。

2ndゲーム:稲上裕仁/Duque Nicolas-Claude 5 ― 岩田拓実/成田真名夫 2

2ndゲームでも稲上はボールを止めたまま狙いを定めるスタイルをキープしロールで先制点を取得。続けて両チームが交互にポイントを重ね、2-2の均衡した展開に。その後、稲上がファイブメンからシュートを放ち3点目を得ると、試合の流れが稲上・Nicolasペアへ変わりそうな気配を察したのか、岩田・成田ペアはタイムアウトを取得、フロントとバックスを入れ替わるなど変化をつけながら応戦。だが稲上がロールで4点目を決めマッチポイントに。稲上・Nicolasペアのタイムアウトを挟み、稲上がロールでウイニングショットを決め、東海オープンのダブルス優勝を手にした。

<稲上・Nicolasペアインタビュー>

1st ゲームは1点取った後、3点連続で入れられて大きく先行されました。なかなかこちらもシュートを決めらなかった事もあり、作戦として、ロールのウォーキングで狙う打ち方を、真ん中でなくて1個ずらした位置にセットしてじっと動かずに狙うという打ち方に変えました。相手に気持ち悪い不気味さを感じさせるという意図だったんですが、最初の打ち方が前振りとなって、ここからシュートが決まりましたね。2ndゲームでは、点数の取れていた動かない打ち方をベースに、ファイブからのシュートや動きながらのシュートと変化をつけて、試合をまとめられたと思います。(稲上)

最初のゲームは相手のシュートを見るための時間として使っていました。こちらが有利なタイミングで思い切ってディフェンスを変えたりと駆け引きをしていましたね。バックスからのシュートはセンターは狙わず、アングルをつけたショットでリスクを取らずに、(稲上)裕仁にボールを送る事を意識していました。運が良かった部分ももちろんあるけれど、全体的に我々のペースでコントロールできた良いゲームができたと思います。(Nicolas)

その他の競技結果

Pro-AM Doubles 1位岩田拓実/Daugelaite Karolina 2位:稲上裕仁/田中洋介 3位:牟田裕之/登山優佳

Rookie Doubles 1位:松本守貴/南雄貴 2位:Daugelaite Karolina/Povilaitis Vytautas

3位:八木美有記/山口優仁

Beginner Doubles 1位:中橋美貴/鎌倉保彦 2位:上田裕太郎/山口進也 3位:西塚高志/鈴木渚

Special Thanks

<テーブル貸し出し協力>

Dining cafe & Live Four Roses

<副賞商品協賛>

ブービーズ太田川

pub&kitchen 23STAND

<出店協力>

KIMAGURE(キッチンカー)

https://www.instagram.com/kimagure418?igsh=MzRlODBiNWFlZA==

後藤さんのカレー

https://www.instagram.com/mr.goto.curry?igsh=MzRlODBiNWFlZA==

東海オープン2024大会結果とポイント獲得結果について

JTSF(Japan Table Soccer Federation)主催、東海オープン2024(2024年9月6日~8日)の各種目別の順位を掲載いたします。

種目別結果

Open Singles

1位山本 駿康Takayasu Yamamoto
2位鈴木 雅雄Masao Suzuki
3位稲上 裕仁Yuji Inagami

Pro-AM Doubles

1位岩田 拓実
カロリナ ドゲライテ
Takumi Iwata
Daugelaite Karolina
2位稲上 裕仁
田中 洋介
Yuji Inagami
Yosuke Tanaka
3位牟田 裕之
登山 優佳
Hiroyuki Muta
Yuka Toyama

Open Doubles

1位稲上 裕仁
ドゥーク ニコラ クロード
Yuji Inagami
Duque Nicolas-Claude
2位岩田 拓実
成田 真名夫
Takumi Iwata
Manao Narita
3位川中 健人
江藤 敏徳
Kento Kawanaka
Toshinori Eto

Rookie Doubles

1位南 雄貴
松本 守貴
Yuki Minami
Moriyoshi Matumoto
2位ポビライテス ヴィータウタス
カロリナ ドゲライテ
Povilaitis Vytautas
Daugelaite Karolina
3位八木 美有記
山口 優仁
Miyuki Yagi
Yuto Yamaguchi

Beginner Doubles

1位よっちゃん
やっくん
2位ぐっさん
うえだ
3位にしさん
なぎちゃん

4位以降の結果については、こちらのPDFからご覧ください。

東海オープン2024順位表

東海オープン終了現在の暫定ポイントランキング

また、 東海オープン2024開催に伴ってプレーヤーが獲得したポイントを反映した暫定ランキングを掲載いたします。

2024年9月東海オープン終了現在暫定ポイントランキング

本ランキングはプレーヤーの獲得ポイントの途中経過を確認するものであり、2024年度中の大会のクラス分けは2024年 ポイントラインキングに準じます。

結果に関するお問い合わせは、日本テーブルサッカー協会までお問い合わせください。