<優勝 Dan Barber・インタビュー> 昨日の前夜祭で川中選手のゲームを見ていたのでその経験が役にたちましたね。1stゲームはリードしてゲームが取れたけど、2 ndゲームは追いつかれたので決して楽な試合では無かった。バックスからのシュートをあえてチョイスしたのは、私のバックスはいろいろなオプションがあるのでゲームを組み立てるうえで有効な選択肢のひとつになっています。そのチョイスはうまくいったと思うよ。日本のみなさんと一緒にプレイできてとても楽しかった。
◎ 5月12日オープン・ダブルス(エントリー20組40名)
【順位】
優勝:Jerry Todd(USA)/Dan Barber(USA)
2位:川中健人(日本)/江藤敏徳(日本)
3位:鈴木雅雄(日本)/横山貴(日本)
【決勝ゲーム】
ベスト・オブ・3ゲーム/5点先取(トルネード)
Jerry Todd/Dan Barber 2ゲーム ― 川中健人/江藤敏徳 0ゲーム
1stゲーム: Jerry Todd/Dan Barber 5 ― 川中健人/江藤敏徳 2
2ndゲーム: Jerry Todd/Dan Barber 5 ― 川中健人/江藤敏徳 1
1stゲーム、 Jerry Toddのバックスからの3メンロッドへのパスがこぼれ、ボールが相手の人形へ当たりイレギュラーにバウンドしゴール、 運良くJerry&Danチームが1点を先取する展開からゲームが始まる。その後、川中が続けてファーサイド、ニアサイドへロールで2点を返し、川中・江藤ペアが1点をリードする。しかし、今度は Dan Barberがフロントでボールを保持し、プッシュポジションにボールをセット、ストレートショットを放ったところ、相手の人形に当たりボールが空中にはねてテーブルフレームに当たりゴールへ流れ込むというイレギュラーな得点に。直後、そのプレーをめぐり、インプレーか否かの判断でゲームがしばし中断し協議が行われたが、フレームのみに当たってのゴールだとの観覧者の証言もあり得点が認められ、2-2のスコアとなった。ゲーム再開後、再び Dan Barberがフロントからプッシュショットで1点を決めスコアは3-2に。なんとか食らいつきたい川中・江藤ペアだったが、その後、川中が5メンロッドからボールをこぼすミスをしてしまい、ボールは Dan Barberのもとへ。3メンロッド、ファーサイドの人形でボールを保持した Dan Barberはそのままアングルをつけて斜めにボールを打ちこみ4点目ゴールを決める。そのまま Jerry&Dan ペアへの流れは止まらず、再びフロントでボールを保持した Dan Barberは3メンロッドのニアサイドの人形でボールを手前の壁際にセット、そのままアングルをつけて打ち込み1stゲームを奪う。 2ndゲーム、江藤がバックスから打ったシュートを Dan Barberが5メンロッドでカウンターでゴールを決め、 Jerry&Danペアが1点目を得点。続いて川中がロールでセンターへ1点を返し、スコアは1-1に。続いて今度は Jerry Toddがバックスからプッシュキックで得点し1点リードの2-1に。均衡した展開が続くなか、流れてきたボールを5メンロッドで保持した川中がボールを動かしたところコントロールミスで5メンロッドから自陣のゴールへ向かってボールを打ってしまい、痛恨のオウンゴールを献上してしまう波乱の展開に。スコアは3-1で Jerry&Danペアがリード。ここで川中・江藤ペアはタイムアウトを取りなんとか立て直しを図るが、残念ながらゲーム再開後もその流れを変えることはできず。 Jerry Toddがバックスからバンクショットを決めマッチポイント、最後は Dan Barberが、フロントからプルキックでウイニングショットを決め、オープンダブルスの優勝を勝ち取った。
<優勝ペア Jerry Todd/Dan Barberインタビュー > 1stゲームはゴール判定を巡ってのブレイクタイムで僕らのほうに流れが変わったと思う。さらに言うと、2ndゲームでも相手のオウンゴールのミスの後のブレイクタイム後からは完全に流れがきたね。Danは僕のメインパートナーで信頼できる素晴らしいプレイヤー、本当にいい仕事をしてくれた。日本のみなさんは親切で、とても楽しい時間が過ごせました、感謝しています。(Jerry Todd) 最初は少し緊張していました。相手にもうまく守備をされていたし、どうすればよいか迷いもあった。だから2ndゲームでは気持ちを入れ替えて臨みました。その結果、いい流れができて良いパフォーマンスが出せたと思うよ。(Dan Barber)