東海オープン2025大会結果とポイント獲得結果について

JTSF(Japan Table Soccer Federation)主催、東海オープン2025(2025年9月6日~7日)の各種目別の順位を掲載いたします。

種目別結果

Open Singles

1位鄧 觀致(ビンチタン)Vinci Tang
2位クリント コーンClint Coyne
3位鈴木 雅雄Masao Suzuki

Open Doubles

1位蔡 俊溢(ツァイジュンイー)
アダム ジュラセック
Cai Jyun Yi
Adam Jurasek
2位ジム プロボスト
クリント コーン
Jim Provost
Clint Coyne
3位登山 優佳
牟田 裕之
Yuka Toyama
Hiroyuki Muta

Classic Doubles

1位蔡 俊溢(ツァイジュンイー)
アダム ジュラセック
Cai Jyun Yi
Adam Jurasek
2位成田 真名夫
吉村 周也
Manao Narita
Shuya Yoshimura
3位鄧 觀致(ビンチタン)
翟 暁峰(ビンセントチャーク)
Vinci Tang
Vincent Chark

Rookie Doubles

1位深谷 昭啓
神谷 真司
Akihiro Fukaya
Shinji Kamiya
2位小野 貴志
猪原 圭二
Takashi Ono
Keiji Inohara
3位齋藤 一樹
宮崎 将伍
Kazuki Saito
Shogo Miyazaki

Pro-AM Doubles

1位植田 理恵
蔡 俊溢(ツァイジュンイー)
Rie Ueda
Cai Jyun Yi
2位アダム ジュラセック
須田 貞雄
Adam Jurasek
Sadao Suda
3位岩田 拓実
宮下 好美
Takumi Iwata
Yoshimi Miyashita

4位以降の結果については、こちらのPDFからご覧ください。

東海オープン2025順位表

東海オープン2025終了現在の暫定ポイントランキング

また、 関西オープン2025開催に伴ってプレーヤーが獲得したポイントを反映した暫定ランキングを掲載いたします。

2025年9月東海オープン終了現在暫定ポイントランキング

本ランキングはプレーヤーの獲得ポイントの途中経過を確認するものです。

2026年ポイントランキングについては、2026年1月に正式に発表いたします。

結果に関するお問い合わせは、日本テーブルサッカー協会までお問い合わせください。

東海オープン2025 大会レポート

JTSF(Japan Table Soccer Federation)主催による東海オープン2025(2025年9月5日~7日)が、今年も446ブービーズ(愛知県・安城市)にて開催された。
関東、関西など国内からの参加はもとより、アメリカ、台湾、香港などの海外選手も多数参加し盛り上がりをみせたほか、昨年に続きキッチンカーの出店や地元の店舗の協賛などもありホスピタリティあふれる東海らしい充実した大会となった。大会自体も来たるジャパンオープンを控えたタイミングであり、各選手が白熱した戦いを繰り広げたほか、アメリカやアジアの海外選手の高いレベルのプレイを体感できる貴重な機会となり、多くの選手が素晴らしい時間を過ごすことができた3日間だったといえる。

<主な競技結果>

◎9月6日オープン・シングルス (エントリー32名)

優勝:Vimci Tang
2位:Clint Coyne
3位:鈴木雅雄
【決勝ゲーム】
ベスト・オブ・3ゲーム/5点先取(トルネード)
Vimci Tang 2ゲーム ― Clint Coyne 0ゲーム
1stゲーム:Vimci Tang 5 ― Clint Coyne 1
2ndゲーム:Vimci Tang 5 ― Clint Coyne 1

1stゲーム Vinci Tangがファーストポイントを先取、連続して2得点を重ね3点のリードから始まった。その後、Clint Coyneが5メンから1点を返す。Vinci Tangもさらにピンショットで狙いを定めて得点を重ね4点目を獲得。そのまま、Vinci Tangがゲームポイントを獲得し5-1のスコアで最初のゲームを取る展開に。

2ndゲームもVinci Tangがファーストポイントを先取。さらにClint Coyneがシュートを外して転がったボールをバックスで受けたVinci Tangがすかさずバックスシュートで得点を重ね、2点をリードする。続けてVinci Tangがバックスから打ったボールがイレギュラーに跳ね返り自陣のゴールに入ってしまい、スコアは2-1に。その後、Vinci Tangが連続して3得点を重ねオープンシングルスの優勝を獲得した。

<優勝 Vimci Tang・インタビュー>

試合に備えて常に2つの案を事前に用意しているのですが、今回は2-3rodのパスがポイントになったかと思います。岩田選手と対した前のゲームでも2-3rodのパスが勝利につながったと思います。ずっとファーサイドのパスを使っていましたが、ニアサイドを混ぜることで対戦相手に慣れさせないという意図が成功したことで精神的に優位に立てたかと思います。
 対戦をしたクリントは、経験豊かなプレイヤーでプレースタイルや態度は素晴らしく、スポーツマンシップを持ったプレイヤーですし、対戦できて嬉しく思います。フロントが得意なプレイヤーのように見えましたが、バックでのディフェンスに集中できていなかったように感じました。今回は私の2-3rodのパスの事前戦略が功を奏して勝利できたのかなと思います。
 今回の日本の大会はしっかり運営されていましたしクリーンで快適でした。普段はfireballをメインにしていますが、tornadoはとてもよかったです。切れ味が良くシンプルで完成されたテーブルですね。また、7点先取の本戦は、とても良い経験になりましたし、ベスト・オブ3かベスト・オブ5によってゲームプランが全く違ってくるのでとてもチャレンジングに戦えました。その都度、試合の流れを組み立てることは良い刺激になりました。日本のプレイヤーのみなさんも、試合全体の流れを把握して臨むことと、いくつかのオプションを常に準備して、いつどう使うかの戦略を検討すると勝率が上がると思います。

◎9月7日オープン・ダブルス(エントリー20組40名)

【順位】
優勝:Cai Jyun Yi/Adam Jurasek 
2位:Jim Provost/Clint Coyne 
3位:登山優佳/牟田裕之

【決勝ゲーム】
ベスト・オブ・3ゲーム/5点先取
Cai Jyun Yi/Adam Jurasek 2ゲーム ― Jim Provost/Clint Coyne 1ゲーム
1stゲーム:Cai Jyun Yi/Adam Jurasek 5― Jim Provost/Clint Coyne 2
2ndゲーム:Cai Jyun Yi/Adam Jurasek 0 ― Jim Provost/Clint Coyne 5
3rdゲーム:Cai Jyun Yi/Adam Jurasek 5 ― Jim Provost/Clint Coyne 4

 1stゲーム、 Jim Provost/Clint Coyne組(以下J/C)のClintのショットが決まり先制点を得る。続けてCai Jyun Yi/Adam Jurasek組(以下C/A)のCaiがバックスのプッシュショットで1点を取り返すと続けてAdamがフロントでニアサイドに1点を決める。すぐさま、Clintが1点を取り返し、2-2に。その後、Caiがバックスから得点を決め1点をリード。さらにAdamが2点を取り1stゲームはC/A組が勝利。
2ndゲームはClintが2点連続して得点を決める。さらにJimがバックスから追加点を決め、J/C組が3点をリードする展開に。さらにClintが1点を決め、ゲームボールに。最後はJimがバックスからプッシュでゴールを決め、ゲームカウント1-1でファイナルゲームへ。
3rdゲーム、まずはJimがバックスから1点を決める。続いてCaiがバックスからバンクショットで1点を取り返し、スコアは1-1。C/A組はポジションを入れ替え、Caiがフロントに。フロントに変わったCaiがさらに1点を追加し、C/A組が1点をリードする。続けて跳ね返ったボールをCaiがうまく5メンで合わせゴール、スコアは3-1に。今度はJimがバックスからプルショットで1点を返し3-2と緊張感のあるゲームが続く。Adamがバックスから打ったボールが壁にあたりルーズボールとなり、そのまま相手ゴールへ入り、4-2でマッチポイントを迎える。最後はJimがバックスから打ったショットからの流れ球をCaiが5メンで強打しイレギュラーバウンドで相手陣ゴールへ入りゲームセット。見事にC/A組がオープンダブルスの栄冠を手に入れた。

<優勝  Cai Jyun Yiインタビュー >

アダムの頑張りが勝利の大きな支えとなったと思います。たとえ何点負けていても、コンディションが悪くても諦めず、ゲームにアジャストして勝ち抜くことができたと感じています。また、どんな対戦相手に対しても甘く下に見ることをせず、それぞれのゲームに真剣に取り組むことも意識していました。素晴らしい大会でした。
※チームを代表してCai Jyun Yi選手が答えてくださいました

<その他の競技結果>

クラッシック・ダブルス 1位:Cai Jyun Yi/Adam Jurasek 2位:成田真名夫/吉村周也 3位:Vinci Tang/Vincent Chark

プロアマ・ダブルス 1位:植田理恵/Cai Jyun Yi 2位:Adam Jurasek/須田貞雄 3位:岩田拓実/宮下好美 

ルーキー・ダブルス 1位:深谷昭啓/神谷真司 2位:小野貴志/猪原圭二 3位:齋藤一樹/宮崎将伍

*最終的な大会結果、各種ポイントなどはJTSFのHPにて掲載される予定
*大会の模様は、YOUTUBEにて配信中  Tokyo Table Soccer TV

謝辞

大会開催にあたりまして、協賛、協力いただきました皆様には厚く御礼申し上げます。

<テーブル貸し出し協力>
Dining cafe & Live Four Roses

<副賞商品協賛>
PUBLIC HOUSE ブービーズ刈谷店
pub&kitchen 23STAND

<出店協力>
KIMAGURE(キッチンカー)

【報告】テーブルサッカーワールドカップ・ワールドチャンピオンシップ2025

テーブルサッカー ワールドカップ(国別対抗戦)、ワールドチャンピオンシップ(世界選手権)が2025年6月23日~29日 スペインのサラゴサで開催されました。
<主催:ITSF(International Table Soccer Federation)>

本大会は世界30ヶ国の国々から1377名のプレイヤーが参加する世界最大級の大会で、JTSF(日本テーブルサッカー協会)からは17名の日本選手団が大会に参加しました。世界各国のプレイヤーとの真剣勝負を繰り広げるとともに、同じ競技を志すプレイヤーとして多くの選手たちと親交を深めました。世界の壁はまだまだ厚いですが、この大会参加の経験が今後の日本のレベルアップに繋がることを期待します。

大会成績についてはこちらをご覧ください。

大会成績・各プレイヤー順位表

キャプテンコメント

Senior National Team キャプテン 成田 真名夫
今回キャプテンとしてやらせていただいて、個人戦よりも相当なプレッシャーがかかりました。シングルも含め、組み合わせを決めるのが、本当に難しかった。
選手交代等も、自分では最善だと思っても、失敗したなと思う時もありました。
WC、いままで出場した中よりも凄く良く戦えたと思います。が足りないものは何だったのか?シュート力、ディフェンス力、パス・パスカット力。普段遊びながらでも、一生懸命練習するしかない。そうすれば、勝てる試合が増えると思います。
シニアプレーヤーがかなり増えてきたので、色々な組み合わせが考えられる気がします。
次のWCでは、もっと頑張りましょう!
是非皆さんもWCに参加して欲しい。
最後に、個人的な感想になりますが、現地で君が代を唄うのは、感動的です!
皆さんも代表目指して頑張ってください!!

Men’s National Team キャプテン  川中健人
2025年、テーブルサッカー日本代表として再びワールドカップに出場しました。前回2019年の出場から6年、会場はスペインでした。初出場の際は、世界のレベルの高さを痛感し、悔しい思いで終えたことを今でも覚えています。
しかし今回は、前回の経験と日々の練習の成果を活かし、落ち着いて試合に臨むことができました。チームメイトとも密なコミュニケーションを取り、一丸となって戦い抜きました。
その結果、前回は届かなかった目標を達成し、個人・チームとして過去最高の成績を収めることができました。それは挫折から生まれた、確かな一歩となりました。
世界のトップとの差はまだ大きいですが、今回の経験を活かし、これからも着実に成長し、日本のテーブルサッカー界を盛り上げていきたいと考えています。

Women’s National Team キャプテン  植田理恵
初めてワールドチャンピオンシップの出場権を得ることができ、参加させて頂くかどうかを物凄く悩み、色々な人達に相談にのってもらい、行くことを決断し、参加出来て本当に良かったと思います。
自分に足りないものを改めて感じれた大会でしたし、世界のトッププレイヤーの試合を目の前で見ることができ、試合前の緊張感、試合中の熱量、ワールドチャンピオンシップ、ワールドカップでしか感じることのできない経験ができました。
この経験を今後の練習に活かしつつ、参加させて頂いた感謝を忘れないようにしていきたいと思います。
ウーマンはメンバーが足りず、ワールドカップに参加することが出来ませんでしたが、メンズ、シニアの試合を観て、次回はウーマンも参加出来たらと思いました。
スペインはとても暑かったですが、ご飯も美味しく、出会った人達は良い人たちばかりでした。初めてのヨーロッパ旅行がスペインで良かったと思っています。

大会試合Youtube リンク

メンズW
 対セビリアhttps://www.youtube.com/watch?v=VnPmcgq0d9I
 対ポルトガルhttps://www.youtube.com/watch?v=JBSzuVSdOSo
 対アメリカhttps://www.youtube.com/watch?v=EiXzHa4SerI
 対ルクセンブルクhttps://www.youtube.com/watch?v=P8VNP9n92n0
試合会場ライブ
https://www.youtube.com/watch?v=9YIR-0QAnrI
https://www.youtube.com/watch?v=MxCqZrTTdn0

JTSF 会長謝辞

このたび日本テーブルサッカー協会(JTSF)は、史上最多となる総勢17名の日本代表選手団(男子6名、女子4名、シニア5名)を選出し、ワールドカップおよびワールドチャンピオンシップに臨むことができました。

また、スポンサーとしてご支援くださいました 株式会社電通総研セキュアソリューション様、ユニフォームをご提供いただいた アディダス ジャパン株式会社様 に、心より深く御礼申し上げます。

私自身、会長就任後初めて迎えた本大会を無事に実行できましたのは、ひとえにJTSFのステークホルダーの皆様——参加選手の皆様、ご家族の皆様、ご協賛いただいた企業の皆様、メディア関係者の皆様、そして日頃よりご尽力いただいている関係者各位——の温かいご支援とご指導の賜物でございます。

今後は、この経験を糧に、より一層プロフェッショナルな組織運営、大会開催の充実、ジュニア育成、クラブチーム戦の推進など、多方面からテーブルサッカーの発展に寄与してまいります。引き続き、皆様のご支援とご声援を賜りますようお願い申し上げます。

日本テーブルサッカー協会 会長
植野 穣